先日洗剤メーカーさんとスーパーの作業場での床用洗剤のテストをしてきました。
飲食関係で一番気になるのが床の油汚れ。特に精肉加工場・惣菜やフライヤー周りなどは油の影響で足元が大変滑りやすくなり、ケガにつながります。
また靴底に油が付着するため、売場内などお客様が歩く床までヌメヌメするということが多々あります。そこで重要なのが掃除です。
当然どの店でも毎日掃除をしていますが、大事なのはやり方です。ホースやバケツなどで床に水をバラ撒いてから洗剤の原液をふりかけ、デッキブラシでこする方をよく見かけますが、それでは洗剤の効果が床全体にいきわたらない為、一部の油汚れしか落とせません。
一番良いのは、洗剤を薄めた水を床全体にふりかけて数十分放置し、油を十分に浮かせてからブラシなどで掃除するのです。先日のテストで使用したのは、ホースから水を出し洗剤を希釈して泡状にする器具を使用してのものでした。
この器具を使用すると簡単に床全体に洗剤をふりかけることができ、作業時間が大幅に軽減されます。床用洗剤などは油を浮かせる成分が入っていますが、数分は浸けないとどんなに良い洗剤を使用しても効果は半減されます。
器具が無い場合はバケツなどを利用して、洗剤を水で希釈したものを床全体にふりかけることをオススメします。
これからの年末の大掃除にも是非お試し下さい。(弘樹)